五面加工機ってどんな機械?
こんにちは!
岡山に本社を置く機械加工・ロボットシステムインテグレータの会社
茶屋テクノロジー株式会社です。
本日は、五面加工機についての記事です。
❙ 五面加工機とは?特徴は?
五面加工機とは工作機械の一種で、その名の通り5つの面を一度の工程で加工することが出来るという特徴があります。
5つの面とは、加工したい材料を四角い立体の塊だとした場合、図1の様に加工機の
テーブルに固定したワーク(材料)がテーブルと設置していない、前方・後方・左右の
5つのことを言います。
また、専用のアタッチメントを交換することで縦軸以外の横軸の加工を5°単位で旋回を
行うことが可能です。
門の高さを変えられることも大きな特徴で、大型製品から小型製品まで主軸を近づける事が出来るため、幅広く加工を行うことができます。
❙ 五面加工機のメリットは何?
五面加工機は前述の通り、5つの面を一度の工程で加工できるという特徴から
主に、セッティングが大変な大物加工などに使用されます。
メリットとしては、5つの面を一度に加工出来るため、加工したい面ごとにワークを設置し
直す必要が無く段取りが1回で済むことと、ワークを交換するときの位置ズレもなくなるため
少ない工程で高精度な加工を進めることが出来るという点です。
❙ 五面加工機にデメリットはある?
五面加工機は写真で見て頂くと分かるように、大物を加工できるだけあり加工機自体も
大きく、その分他の加工機を導入するのに比べて高額なため、五面加工機を導入してから
コストを回収するまでに時間がかかります。
しかし、大物を加工する機会や五面を加工する製品が多ければ、五面加工機を導入することで工数や人件費の削減に繋がるので、導入するコストと運用コストを考慮すれば上手く活用できるでしょう。
❙ 五面加工機の注意点は?
五面加工機は加工する軸が五面あるためプログラムが複雑になることから、経験が無いと
覚えることが多く、扱うのが難しいという点があります。
五面加工するために製品の段取りも難易度が高いのも一つの特徴です。
また、他の加工機(横中ぐり盤)と違って横面を加工する時は主軸が干渉しないように
工具長補正を調整する必要があり、経験豊富な人でないと工具や主軸をぶつける事もあるため注意しなければなりません。
❙ 弊社が導入している五面加工機について
弊社が導入しているMCR-BⅡの五面加工機には、特殊な薄型アタッチメントを備えているため幅の狭い所でも加工を行うことができ、非常に利便性が高いです。
また、主軸自体が自由に動いて加工を行うため製品を加工する際主軸がビビりにくい(振動しにくい)です。
また、縦軸に内部給油を備えている事も特徴で穴加工等を行う際、切り粉詰まりもせずに
加工を行うことができます。
❙ 茶屋テクノロジーの五面加工機担当者より
弊社は門型を含めて、五面加工機を10台導入しています。
大内田工場では大型製品を加工する機会も多くあるため、機械のストローク・門高さ・門幅・アタッチメントの特徴等全ての情報を理解して加工を行う事が必要になります。
五面加工機を扱うには、熟練度が必要になりますが、その分使いこなせればどんな機械でも扱えるほどの能力が習得できます。
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